甘口ピーナッツ

多めの写真やTwitterに書ききれないことを書く

水着を着たらそこは夏 〜ワーフリ実装直前キャラ紹介記事〜

 要は「水着実装キャラの元キャラのエピソードを読んで、色々考えて備えようね」って記事です。5分くらいで読める上にほぼ事実ベースなのでどうぞご覧おきください。

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主旨

 海が来る、雨が降る、虹が立つ。と言うわけで上の公式ツイートの通り、明日から3人、アゼル、リリス、セラが水着を身に纏った限定ガチャが来ることが告知されました。

 そもそも彼らは1.5周年記念イベントで告知された夏季限定キャラたち、その第一陣です。告知の時点で姫さまの大変おおらかなマルチボールやセラが切り込む際どいライン、そして堅実かつ直球な青年イケメンボーイにTwitter場内(概念)は大いに湧いていたことを昨日のことのように思い出します。あの時は誰もが狂っていた。

 さて私もワーフリ界隈の端くれ、作品をさらに盛り上げたいなあ何かしようかと思いながら仕事に打ち込んでいると、ふと思ったのです。

 もう12時間もこの“何も知らない”状態が持続しない、知識や経験の不可逆な上書きが訪れる、良く考えるとこれは非常に恐ろしい宣告だと思い至ったのです。「ガチャ告知もっと早くして!」と泣き叫ぶ諸兄に共感してしまいます。

 こりゃあいけない、今の自分の感覚を保存しなきゃいけない、そして「なるほど確かにそういうキャラだなあ」と言う情報共有や「これならぜひ引いておきたい」というガチャ意志のサポート、そしてあわよくば「そんなキャラがいるのか」と言う新規な感慨を引っ張れればなと思う次第です。対戦よろしくお願いします。

  • 主旨
  • 確認と予想
  • 明日追加される人々
    • 火星4 ドラゴンを狩る者 アゼル
    • 光星4 灯火の継手 リリス
    • 雷星5 忠義の撃鉄 セラ
  • 夏に何があるか
    • アゼルと彼女の邂逅
    • リリスが目指す新天地
    • “救出者”セラの役割
  • 終わりに
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週報 ワーフリ所感、青騎士創刊、その他

 140字以上の文章を何も書かないと指の動かしを忘れるので、かと言って日記を毎日という時間も体力も取れず、間を取って週報を書くことにした。備忘録、日記、記憶のピン。誰かが読んだら何かのヒントになれば良いなあ。

ゲーム

ワールドフリッパー

 なぜかかなりモチベーションが出ている。そもそもの放置性の高い性質に自身の競争を求めない気質が合ってるのか、なんだかんだで続けてるなあ。こないだの海ガチャの最中にメイルビオラさんを引けたのと、ディレットパワフリが良い感じなのが大きそう。人生にかまけすぎてちょっと考察のネタが出てこないけど、のんびり遊んでいきたいわね。次は魔法学かなあ。頭の中にしかない情報を運営にサッと提示されると「ああっ考えてたのに!先に言われた!」ってなりがちなので、少し乱雑でもTwitterの連続ツイートとかにザラザラと書き殴るのも手かしら。真剣に向き合えるゲームってのはあんまりないし、せっかく楽しんでいるし、一緒に話したり別のことを研究している人と意見交換したりするのは無類の楽しさなので、この気持ちを大事にしていきたい。

https://twitter.com/world_flipper/status/1386153012125601793?s=21

 許して(懇願)

ウマ娘

 ウイニングチケットマチカネフクキタルが気に入ってるって友人に話したら「趣味が分かりやすすぎる」などと言われて憤慨した。そんなことはないだろう、なあ?

Nintendo Switch

コンパイルな勇者「NARITA BOY」

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20210225-153131/

 詳しくは敬愛するゲーム情報サイトautomatonの記事を見て欲しいんだけども、とにかくよく出来たドット絵ゲーム。アクションがフワッフワなのと導線作りが緩めなのを除けばかなり楽しい、言い回しが特に軽妙でこ気味良い。

https://twitter.com/jimmy_9609/status/1385569810713505792?s=21

 デジタル世界の住人が自分たちの創造主=プログラマを救おうとするお話。三つのコアプログラムのうち「赤」を司る一つが離反して創造主の記憶を奪ってしまったから、それを取り返そうって流れで王道だなあと思ってたんだけど、話が進むにつれ「失った記憶は母親と父親の喪失を含む辛い体験だった」「創造主の悩みを一番よく聞き反映したのが「赤」である」ことが明らかになってきて、不穏!って叫んでる。ちょっとここからが楽しみで仕方がない。

https://twitter.com/jimmy_9609/status/1385567661887672329?s=21

 あと上の記事でも触れられてたけど、日本の風景をかなり高精細に描き出していてじんわりする。サイケでノリの良いサイバーパンクチュアル電脳世界と、創造主が異国の地日本の下町で生まれ育つ過程を追憶するセピア色の記憶世界、この二つの対比とグラデーションがすごく好き。遊び尽くしたい。

https://twitter.com/jimmy_9609/status/1385779309541949445?s=21

そのうちまたやりたい

「GRIS」「DANDARA」「hyper light drifter」。やっぱり自分の中の三大ゲームはこれだなあ。またやりたいと思ってるので、ここにメモする。

漫画

漫画雑誌のアベンジャーズ、新進気鋭の最強作品群『青騎士 第1号 (青騎士コミックス)』(森 薫, 入江 亜季, 柴田 康平, こかむも, 鰤尾 みちる, 伊田チヨ子, 甘酒縞... 著)

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 載ってる人全員絵が上手い(語彙消失)。複数の雑誌から作者が結集して作った新創刊雑誌。好きな作家も初見の方もいてかなりワクワクする。雑誌はハルタを買ってるので、これで2冊追うことになる。うーん文化的。

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https://a.co/0qCK7WY

不死の風来坊と剣戟アクション正統続編『無限の住人~幕末ノ章~(1) (アフタヌーンコミックス)』(沙村広明, 滝川廉治, 陶延リュウ 著)

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 今や伝説になった漫画「無限の住人」。その正統続編と謳われた作品の1巻がKindleで無料になっていたから購入した。「でも前作の作者が監修に回ってるし、いうて名前だけ借りたなんちゃってな感じじゃない?」と勘繰って見送ってたけど、読んでみれば自身の不明を恥じてしまった。作画は完璧、ストーリーは魅力的、前作リスペクトも欠かさないと、素晴らしい完成度だった。これを描き終わり次第続刊も買う。

 だって不死身の剣客が次に相対するのは「存在しない新撰組」って、心躍らないはずないでしょう?

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https://a.co/guJLbNd

倭の国は今より少しカミがヒトの傍に居た『峠鬼 (HARTA COMIX)』(鶴淵 けんじ 著)

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おどろおどろしいタイトルとは裏腹に、内容はかなり軽妙な神話活劇。役小角(なぜか変換できない)が地方をめぐり、神々の神器やそれを取り巻く人々の色々に巻き込まれたりただ傍観したりする話。日本神話や怪奇譚の新訳といった位置付けか。読みやすくまた絵が上手いので読み続けたい。

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https://a.co/7noVTrM

仕事

 うまく行ってるのか…?この仕事の妙なところとして「成果が見えにくい」ってところがあると感じている。もちろん数値化できる要素はあるしそれを目標にしているけど、それだけだと人として筋が通らなくなる部分がある気がしている。まあ頑張ろう。

 文科省が“対話力の伸張を図れ”と“対面授業は極力避けろ”の両方を相変わらず言ってきてて「心が二つある〜!」っつってる。楽しいなあ全く。

 現代文で「山月記」に差し掛かろうとしている。今年は「人虎伝」との比較をやろうと思っている。似た作品の比較とは面白いもので、二つが重なる所を探す過程で「片方でしか語られていない=作者が言いたいとしている部分」が浮き彫りになる。なかなか評判が良い手法なので使いまわしていこう。

 古文は敬語の分野に入った。あれは感覚的な部分が多く理解の仕方も様々なので、色々言っていかなきゃなあ。多角的に原理原則を語り、かといって語るに落ちることなく、重要なのは既に我々は敬語を使いこなしているので「感覚では理解している」こと。げんなりさせずうまいことやらねばだ。

星喰いがもたらす深淵と終焉〜ワーフリ世界観考察〜

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 こんにちは。私は普段からゲームの考察をしては床を転げ回っている人類だ。特にワールドフリッパーというゲームが良いネタの宝庫であり、ここ数日で頭の中の色々が良い星辰を示したので、意味と魅力を伝えようとなんとか言語化を試みている。5分くらいで読めるので、お付き合い頂ければ幸いだ。

 さて、遡ること2月17日、運営から上記のような新キャラ追加が行われた。限定キャラが畳み掛けてくることがなくてホッと胸を撫でおろしたのも束の間、TLである事実が囁かれていた。

 大海の世界出身キャラが、多すぎる。

 ワーフリはご存知の通り(?)多種多様な世界観が売りであり、新キャラピックアップに出すキャラ選定をする側としては色んな出身のキャラが居ますよ〜という意味を込めて幅広い人選をするのが筋のはずだ。

 ではそうしないのは何故か。逆説的に考えると「大海の世界の情報濃度を濃くしたい」という意図があるのではないか。そうする理由は一つ、「大海世界を舞台にしたイベント」がくるのではないか。きっとそうに違いない、私の予言は当たるんだ。

(追記 執筆途中にまた深海関係者に違いないメイルビオラが実装、Discord考察チャネルが火に包まれるなどした)

 さて、最近のワーフリのイベントは、既存のキャラエピに登場していた伏線を回収するように展開している。画狂老人が登場した、フィリアの出自にスポットが当たった、といったところだ。では大海の世界で既に語られた伏線、解決されていない事象や存在は何だろうか?

 当然、みんな大好き「北の魔物」である。

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 シレーヌやディーネ、最近だとエドワルドのエピソードに登場した謎の存在。今回のブログはこの存在がいったい何なのか、語られている何人かのエピソードから情報をまとめ、今言えることを言うものである。

〜この記事はTwitterとワーフリ総合Discordの皆さんの協力でお送りしています〜

https://twitter.com/wf_totaldiscord/status/1271240173779484672#embed

  • 史実における海洋生物の怪異
  • 「大海の世界」出身者キャラエピまとめ
    • 火星3 紅の呪剣士 トレーネ
    • 雷星3 フラーナ
    • 闇星4 闇を暴くエージェント エドワルド
    • 水星5 鋼の狼 シレーヌ
    • 雷星5 怪奇と少女 ロデ
    • 闇星5 †暗黒少女† ディーネ
    • 闇星5 深海の淑女 メイルビオラ
  • 「星喰い」とは何か
    • 情報整理
    • 神託庁
      • 神託庁とワールドフリッパー
      • エドワルドが提示した矛盾
      • 水は砂塵の世界から来たのか
      • 結論と再定義
    • 「北の魔物」の正体
      • 共通しすぎる描写
      • 宇宙の外側
      • 水は誰が用意したのか
    • これからの展開は
      • 昏睡のままに
      • 幼年期の終焉
  • 終わりに
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死者とフラスコと上位者の誤算~ワーフリ世界観考察~

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はじめに

 ゾンサガコラボも終わり、今はハロウィンイベントも終わり、1周年が近づいてきている。TAイベントも終局に近いが、みなさんいかがお過ごしだろうか。

 「ワーフリ世界において死とは何か」。ゾンサガ前に口にして雑にまとめて以来、なんとなあく論理を捏ねているうちに、ストーリーも第1部が完結してしまった。そしてそこで出た情報があまりにも大きすぎたので、昔の記事を再構成しつつ、今の解釈を語れるだけ語っておくことにした。ちょっとワーフリ世界、あまりにも大きすぎないか?

 本論で明確にしたい情報は3つ。

  • あの世界ひとつひとつはフラスコの中にある実験場に近く、我々の概念では仏教の死生観に近似したシステムがある
  • フラスコ内の構成要素は全てその中で完結しており、それは魂すらある種例外ではない
  • ステラたち、特にライトがそれらを決定的に歪めてしまった

辺りだ。上の内容を軸に、語っていきたい。ああ時間がもっと欲しい。

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  • はじめに
  • 死の扱いについて〜現代の宗教哲学おさらい〜
  • “死”に関連するキャラ
    • 闇星3[死者の守人]ファルチェ
    • 水星3[幻杯の導師]カイユ
    • 闇星4[猫耳しっぽの守人]ファルチェ
    • 闇星4[幼き死霊術師]ルナ
    • 闇星4[棺使いの霊能士]アンディ
    • 闇星4[深淵の探求者]リアン
    • 火星5[夏に燃えるお宝虎娘]ミア
    • 雷星4[笑う科学者]ルナール
    • 雷星4[黄昏時の笑う科学者]ルナール
  • キャラエピより
    • ルナールが教えてくれること
    • パルぺブラの死生観
  • ここから8章ストーリーの情報を含む
    • ルナールの推察の正しさ
    • リアンの異常さ
    • オーグと勇者の原動力
    • 決定的な異和と上位者の誤算
  • 終わりに
    • 考察という行為に対する私のスタンス〜偶然と必然の違い〜
    • 終わり。ワーフリ1周年おめでとう!
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百合の花が咲くには何が必要か ~ワの国イベントまとめ~

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 和の国を舞台としているストーリーイベントとして第6章「大和の都」がある。ワールドフリッパーのメインストーリー終盤としてかなり重要な設定や伏線を貼った話であり、黒ステラのお目見えもここが初だったと記憶している。

 今回のイベントの注意書きに「6章のネタバレを含むよ!」と書いているからには、何かあるに違いない。ここを軸にイベントに向けた情報の整理を行い、可能な限り情報を整理し、言える事があれば言っていく。

 今回はもう一つ軸として、

https://twitter.com/jimmy_9609/status/1311570743252008960?s=21

 という過去の大言壮語が本当にあっているのかを精査する意味も置きたい。このイベントの先には何が待ち受けているのか?リョウキちゃんは何者なのか?その辺りを考えていきたい。

 大抵の場合結論は直観や直感の形で得られ、その整合性は後から検証されるものである。「エモい」「推せる」という感覚が先に来て、なぜ良さがあるのか?という理由づけはその後だろう。上の考察には整合性はあるのか?私は桜の木の下に埋まらずに済むのか?今回は高い確率で運営に轢殺されるのが目に見えている考察なので、どうか暖かい目で読んで行って欲しい。

〜追記〜この辺りを書いてた時点ではイベント後半が未公開でしたので予想っぽい書き方してます。実際はもうイベントも終わろうとしてますが、当時の自分を残したいのでそのまま残します。恥を晒せ。

  • 第6章「大和の都」概説
    • 妖怪について
  • 「大和の都」関連キャラ概説
    • [九尾の継承者]イナホ
    • [九尾の付き人]シラノ
    • [雲断つサムライ]ソウシロウ
    • [希代の陰陽師]スイゼン
    • [白蛇の陰陽師]ミズチ
  • イベント「妖怪図鑑編纂記」について
    • 1.ある日の陰陽連
    • 2.妖怪図鑑
    • 東西絵心合戦・開幕
    • 3.二日目のこと
    • 4.三日目のこと
    • 三日目・幕間
    • 〜ここまでの考察〜
    • 四日目のこと
    • 五日目のこと
    • 六日目のこと
    • 東西絵絵心合戦・決戦
    • そして一週間が過ぎて
  • 終わりに
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