甘口ピーナッツ

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教育

『神の亡霊 近代という物語』がメチャ名著だった話

はじめに 『神の亡霊 近代という物語』小坂井敏晶(東京大学出版会) やっと一周した、非常に面白かった!神の存在を唱える学生の悲痛な叫びから始まる、文理問わず徹底論考した名著。帯文に「考えるための道具」とある通り、真理の説明ではなく現状の整理に徹…

結局「科拳」は実在したのか? 中公新書から見る科挙感想文

はじめに 書いた動機 【世界史Bで誤字 科挙が「科拳」に】https://t.co/oTt4Lvp5cy— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2023年1月14日 この記事は中公新書、民明書房と、ご覧のスポンサーの提供でお送りします 詳しい動機 "科拳"ならぬ科挙については、宮崎…

探求する面白さ~「虎の威を借る狐」の狐とは?~

仕事の内容を整理がてら書く。授業案のように展開や問いを織り込んで書くので、良ければ生徒のごとく、折りを見て考えながら読んでみて欲しい。“探究”と題打ったが、読み物としても成立させたつもりだ。 慣用句「虎の威を借る狐」 顧客の実態 故事「狐借虎威…

現代文の一体何が面白いのかという話 ~東大過去問と「キルラキル」を重ねて考える~

現役高校教師兼文章オタクとして「現代文の何が面白いのか?」を書いた記事